ELDEN RINGで王になった話
ELDEN RINGをクリアしました。
ELDEN RINGをクリアしました。
発売から6日。プレイ時間61時間。
想像以上のボリュームに加え、発売前から向けられていた大きな期待を超える楽しさのまさに神ゲーでありました。
ネタバレにならない範囲で感想を書いていきたいと思います。
■システム
今作はまさかのオープンワールド。
正直オープンワールドの定義とかイマイチ分かりませんが、ゼルダの伝説BotWっぽかったらそれはオープンワールドです。
流石にいきなりラスボスに行くとかは不可能ですが。
私、オープンワールドゲームはあんまり好きではないです。
ただっ広い荒野を走り回ってアイテムを血眼になって探すのも面倒だし、特定の攻略手順を経てレベルアップし強いボスに挑んでいくRPG感が無いからです。
まあRPGじゃないんですが(^◇^;)
なのでプレイ開始直後はオープンワールドなのを知り、海外の評価サイトのメタスコアで97点叩き出していたのも「はいはいGAIJINはこういうの好きよね」と思いました。
■難易度
はっきり言ってかなり高い。
フロムゲー最高難易度と言われたSEKIROを余裕で上回るなと感じました。
モブに関してはまあ従来のものと大差ないかな
シリーズ恒例のクソ敵「犬」も索敵範囲そんなに広く無いですしね。
ダクソ3とかワープしてまで追ってきます。
鳥はヤバい。てか野生動物全般殺意が高過ぎる。
問題はボス。
操作感の向上に伴い(正直ダクソ3と大差なし)ボスの挙動もより速くより3次元的な動きになっていきます。
まず攻撃力が高い。
シリーズ恒例ながら適正と思われるレベルで挑んでも2、3発マトモに貰えば昇天。
次にスピード感が完全にSEKIRO。
あちらは「弾き」という相手の攻撃を防ぐ手段がありましたが、こちらはローリング回避か盾で受ける盾受け。
盾で受けても物理カット率100%で無ければダメージは貫通するし、属性攻撃なら100%でも貫通する。
そして盾受けはスタミナを消費して、スタミナが尽きると盾が弾かれ無防備になる。
このスタミナ削りが異常に高く、すーぐ弾かれてしまうので盾受けの厳しさを感じました。
パリィ?出来そうで出来ない攻撃が多いから無理に狙いたくない。
最後に相手の行動。
じゃあローリング(以降ロリ)回避すればいいじゃんはその通りなんですが、ローリング起き上がりに合わせての攻撃 通称「ロリ狩り」やロリ予測のワンテンポ遅らせた「ディレイ攻撃」、最後にダメージを食らったから回復しようとしたら猛然と距離を詰めて攻撃してくる「アイテム狩り」。
性格が悪過ぎます。
割と序盤・中盤のボスでもやってくるうえ、オープンワールドで適正レベルでないボスに挑んでしまいフルボッコにされるなど、新規で無くてもキツイのに新規はやってけるのでしょうか?
まあでも大体最初に当たるボスであろうマルなんとかの撃破率が50%超えてるんでなんとかなってるんでしょうかね?
あんなの弱い部類ですけどね。
■プレイ記録
ここからは私のプレイについて。
○○が強いとかの情報は初見のプレイの幅を狭めてしまう為あまり言いたくないので、あくまで私の初見プレイの中で感じた所感です。正解なんて無いです。
開幕、血溜まりやメッセージが鬱陶しかったので速攻オフラインモードに以降しました。
商人とイベントが進まなそうなNPCも取り敢えず殺しました。
・ビルド:侍
筋力と技量が高かったから。
初見で魔法を主に使う職なんて基本無理で大抵は力こそパワーになるのでそこを重視。
私はロリ回避主体のゴリ押しスタイルですが、あまり慣れてない場合は体力、持久力高めのビルドがいいかもしれません。
体力は言わずもがな、今回持久力を上げるとスタミナと重量が上がるようになっている為(ラスボス前に気づく)
強い防具を装備出来たり、盾受け出来る回数なども変わってくるので。
・最初のアイテム:黄金の種子
まあシリーズやってればこれが回復アイテムの上限を増やすものに値すると分かったので序盤の大きなアドバンテージになるかなと。
・武器
序盤:打刀(鋭利)
侍の初期装備。刀なので振りはそんなに早くないがスタミナ消費は少なめで「出血」も付いているのでクセもなく使いやすいかなと。
レベルは技量中心に振って「鋭利」派生。
中盤:打刀(血)、剣接ぎの大剣(特大剣)
刀降るのにも飽きてきて、でかい武器振りて〜と選んだのがどっかで手に入れた特大剣。
ここら辺から盾を放棄。
必要筋力40なので両手で振る事を考慮に入れても筋力27必要。技量も筋力もそこそこ高いという上質みたいなステになってしまいました。
筋力40も必要だから龍狩りの大斧レベルを期待してたんだあ()
振りは超超遅いが威力や強靭削りが高いので怯みを取りやすいのはGood。
特に苦戦するであろう騎士タイプのモブを何もさせずに倒せるのは大きい。
反面R2攻撃しか縦振りが無いので鼠とか小さいヤツにまーったく攻撃が当たりませんでした。
メイン武器の変更に伴い打刀を「血」派生にして出血特化にしました。
特大剣ではどうしても厳しい相手用。
終盤:剣接ぎの大剣、ガーゴイルの大斧(重厚)
剣接ぎの大剣などのボスドロップのユニーク武器は派生もエンチャントも出来ない(霊薬使えば出来るのか?)ためどうしても素のスペック勝負になってしまうのが火力不足を感じてしまう。
いや火力は相変わらずバカ高いもののDPSや隙の大きさを考えて。
なので最終盤からはガーゴイルの大斧にジョブチェンジ。当然「重厚」派生の筋力特化。
ここでも大斧かよと思ったが、まあ特大剣よりは振りが早いので...
怯みが取れる相手には特大剣も現役でしたけどね。
取り敢えず以上の3つの武器で最後まで走りきりました。
少なすぎィ。
後で触れますが変な補正の武器が多いんだよ...
双剣とか使いてえのにねえのか?と思ってたら片手剣と短剣両手に持ってる人がいてその手があったか!と
強いのか知りませんが
■ステータス
クリア時のステータス
レベル:113
生命力:45
精神力:21
持久力:18
筋力:60
技量:23
知力:9
信仰:8
神秘:8
遺灰使いたくて精神力に無駄に振ってる分持久力に降った方が良かった
■遺灰
今作からの追加要素。
なんか召喚獣みたいなもん。
どうせ大して強くないだろと最終盤まで使わなかったが、そこで強さに気付く。
私が使用したのは「山賊のスケルトン」のみ。
死んでも死体蹴りされない限り復活する。
ボスのタゲ取り要員。背中がガラ空きだぜ。
白霊召喚のメリットの大部分て数的優位を作れることですが、それをソロでデメリットなく作り出せるとか最強か?
シリーズ最高難易度と言ったもののこれがあれば難易度はかなり下がると思われます。
じゃあ絶対使わねーと思わせてしまったらすみ魔旋斬。
■残念な点
・使い回し
100体くらいいるんじゃねーか?って豊富なボスや相変わらず複雑怪奇で3次元的なダンジョンは素晴らしい。
特に後半のダンジョンは広過ぎてここに住もうと思うほど。
ただやはり使い回しも目立つ。この建物の構造見た事あるなやこのボス何回出るんだよ。同じ顔してますが別人なんですか?など
ボス使い回しはまあいいんですが必須ボスにもそれはどうなんだ...と
・武器補正
ボスドロップなどで見た目のカッコイイ多種多様な武器があり使って見たかったのですが、やたら必要能力値に知力や信仰が必要な武器が多い。
筋力 C 技術D 信仰D みたいのダクソ3の経験から言えば弱いですからね。ユニーク武器は派生も出来ませんし。
なので武器を3つしか使わなかったということも多目に見てください。
こんだけ推すという事は魔法戦士的なビルドが強いのかも知れませんしね。試してみて下さい。
・2人組ボス
クソ。
使い回しボスが時々タッグを組んで出てくる。
仲がいい事は結構ですが2人がずっっっとぴったりくっついてお互いの隙をカバーしたり、回復つぶしてきたりのAIで正直最悪です。
やってる方も後退しながら相手の攻撃避けて1発、また逃げるの繰り返しで何も面白くないです。
とはいえ遺灰を使っていなかったというのもあるので上手く使えばもう少し楽なのかもしれません。
使わなければクソなことに変わりないので駄目です。
本筋に関係無いならまだしも...ね
■クリア出来ない人向け
こんなんクリア出来ねーよクソゲーが!!!な人向けに天空目線からアドバイス。
要らねーよって人は飛ばして下さい。
・遺灰
遺灰を使いこなしましょう。多分スケルトン以外にも強いのは沢山あると思うので、状況に応じて使い分けられるようになったらポケモンマスターへの道が開けるでそょう。コレが新作…ってコト?!
・重装備戦法
ステータスの装備重量に(中量)とか(重量)とかあると思いますが、上限に対して装備重量の割合で変わります。
(Tipsでも出てくる親切さ)(前までそんなの無かった)
0~30% 軽量
30~70% 中量
70%~ 重量
重量に応じてローリングの距離などが変わる=無敵時間が増えるので被弾しない自信ニキは軽装で軽ロリ回避。
まあ中量の中ロリが普通に使える性能な為70%ギリギリまで着込むのがメジャーです。
70%以上になるとローリング時に尻もちをつくドッスン回避になり。100%以上になると走れなくなります。
しかし回避難しいわと言う人は、逆に重量など気にせず重く強い装備を着て、「物理カット率100%」の中盾もしくは大盾を構える重戦車戦法もありかも知れません。
体力持久力に多目に振りましょう。
まあ序盤にそういう装備や盾が手に入れにくいってのも今作の親切じゃないところなんですけどね...
・白霊
気付かない人向けに。
ボス部屋前などに金色のサインが書いてある事があって協力NPCを召喚出来る。
やはり喧嘩は数。
白霊などを召喚するとボスのHPが増えるデメリットはあり。
・協力プレイ
オンラインモードなら○指のなんたらみたいなアイテム使ってサインを書くことで協力プレイが出来ます。
やった事ないので分かりませんが。
合言葉で友人でもいいし、知らない誰かを召喚も出来る。
全員プレイヤーで挑めばボスもそんなに苦戦しないでしょう。ホストが死んだら解散ですが。
マルチプレイは...て人も多数だと思うので最後の手段で。
私も表では初見マルチていやいやいや笑
・勇気の前ロリ
前述の通りボスはこちらの回復行動を潰して来たり、距離を取ると遠距離攻撃を使ってくるようなやつが多いです。
ではゆっくりプレイスは無いのでしょうか?
答えはボスの懐です。相手の攻撃を回避し懐に潜り込めば直ぐに追撃が来るということはあんまり無いです。
なので緊急時でも避けるのは後ろではなく前。
ゆえに「勇気の前ロリ」です。
もちろん全てにおいてそんな事はないですが、この意識はとても大事です。
■感想
物凄いボリュームでした。
6日でクリアと言っても寄り道もそれなりにしてる自負はありボスも5、60は倒した気はします。気は
それでも未開拓エリアは沢山あるようですし、NPCイベントも全然進められてないし、エンディング分岐もあるかもしれません。
一生遊べます。
分岐やイベントを自力でやるのは厳しいので攻略情報が出るのを待ちつつまったりやります。
追加DLCなんかもあるんでしょうか?
もちろん周回プレイやゆくゆくはタイムアタックなどもやりたいですね。
鬼畜難易度のオープンワールドゲーでどれだけ取捨選択して最短ルート歩めるかは個性が出そうです。
取り敢えず目標であったPS4版のラスボス撃破トロフィー取得率0.1%を達成出来て満足です。
最後にまだやってない人、やろうか迷っている人。諦めそうな人。
是非やりましょう。
アクションが苦手という懸念がある人もいるでしょう。
しかしフロムゲーはアクションゲームではありません。
覚えゲーです。相手の行動を覚え、自分の立ち回りを死にながら覚える。それの繰り返しです。
そこまでの到達に早いか遅いかの違いがあるくらいで、根気があればいつか必ずクリア出来ます。
私もラスボスに6時間くらいかかりました。
一緒に頑張りましょう!